1941年、オランダ・デンハーグ生。1968-92年にかけて、物理学、流体力学、魚の運動、金属中の転移など多くの研究に携わる。博士号を取得したブーメラン研究後に向かったオーストラリア滞在で蛙の鳴き声に興味を持ち、以降、世界の蛙の鳴き声を録音しはじめる。1982年、電子技術を用いたインタラクティブな作品制作を開始。以後、国内外で多くのインスタレーションを 発表しテクノロジーアートの分野で高い評価を受ける。 日本との繋がりも深く、1989年に栃木県立美術館「音のある美術展」での初来日以来、1998年まで日本でも発表多数発表。 "It's in the air (vanes)”(写真)は、和紙のついたヤジロベエのオブジェクトを床に数百個設置し、鑑賞者が動いたときの微かな空気の振舞いを可視化するという、シンプルかつ繊細で美しい作品である。本企画により関西初展示である。